ジャーナルの移行に伴う手続きおよび方針を改善するため、図書館、出版社および代理店を含めた業界全体の新しいワーキング・グループが設立されました。例年、ジャーナルタイトルが出版協定の異なる出版社間で移動することにより、読者への途切れのないアクセスを確保する責務のある図書館にとって、多くの問題が生じているのが現状です。直面している問題として、現行の電子アクセス、URLリンク、永久アクセス権、ジャーナル価格が今後どうなるのか、そしてジャーナルが新規出版社のBig
Dealパッケージ(実際に所有している場合)に収録されるのかどうかが不明確であることなどが挙げられます。一般に合意された基準がない場合、ジャーナルの移行によって、当事者である出版社にも大きな問題が生じます。すなわち、機関、メンバー、学会または顧客に関する購読者データの不整合性、バックファイルの所有権の相違、フォーマットの不一致、リンクの精度、旧出版プラットフォームへのリンクを維持する義務といった問題が生じます。
ジャーナルの移行やその他の変更に関する基準および模範例を作成する作業は、すでにいくつか完了しています。例えば、ALPSPは学会出版局向けのガイドラインを発表しています。(http://www.alpsp.org/socjourn1.pdfを参照)このワーキング・グループ(TRANSFER)は、United
Kingdom Serials Group(UKSG - www.uksg.org
.)の後援を受けて設立されたものであり、その目的は、出版社間のジャーナルタイトルの移行に関する実務指針(Code of
Practice)を作成することです。出版社がこの実務指針を厳守すれば、COUNTER実務指針を遵守する出版社およびベンダーがCOUNTERロゴを表示するのとほぼ同じような手順で、一定の基準を「遵守」できることになります。このような作業の目的は、指針を遵守するベンダー間、最終的にはすべてのベンダー間におけるジャーナルの移行が、合意基準に従って行われることを保証し、図書館の管理業務上の負担を軽減するとともに、途切れのないアクセスを確保することです。すべての面においてワーキング・グループは、独占禁止法(anti-trust
rule)および不正競争防止法(anti-competition rule)を考慮しております。
このUKSG
ワーキング・グループの第一回目の会議が2006年3月30日にOxford
で行われました。参加メンバーは以下です。
Nancy
Buckley, Chair (Blackwell Publishing), Louise Cole (University of
Leeds), Jo Connolly (Swets Information Services), Helen Crook (Sage
Publications Ltd), Nick Evans (Association of Learned and
Professional Society Publishers), Paul Harwood (Content Complete
Ltd), Helen Henderson (Ringgold e-Marketing Services), Alison
Mitchell (Nature Publishing Group), Ed Pentz (CrossRef), Jill
Taylor-Roe (University of Newcastle upon Tyne)
このUKSG ワーキング・グループについての質問などがありましたら下記までご連絡ください。Nancy.Buckley@oxon.blackwellpublishing.com (英語)